医療療養型病棟のご案内

医療療養型病棟について

医療療養病棟とは

本山町立嶺北中央病院は、平成21年10月1日から3階の1病棟(52床)を、地域の社会的要請により、医療療養型病棟に一部転換することとなりました。
この医療療養型病棟とは、急性期を過ぎ治療、処置が少なく、主に生活リハビリテーションや栄養指導など家庭復帰までの長期入院が必要な患者さんが対象です。
当院の医療療養型病棟は、医療保険適用で、介護保険は適用になりません。
医療療養型病棟は、平成29年4月1日より44床で運用しています。

利用していただく方

提供する支援内容

個室料金について

室料/1日部屋番号
個室2,200円(税込)316、317、318、320
321、322、323、325

入院時生活療養費について

介護保険との均衡の観点から、医療療養病床に入院する65歳以上の者の生活療養(食事療養並びに温度、照明及び給水に関する適切な療養環境の形成である療養をいう。)に要した費用について、保険給付として入院時生活療養費を支給されることとなりました。
入院時食事療養費の額は、生活療養に要する平均的な費用の額を勘案して算定した額から、平均的な家計における食費及び光熱水費の状況等を勘案して厚生労働大臣が定める生活療養標準負担額(所得の状況(※1)、病状の程度、治療の内容その他の状況をしん酌して厚生労働省令で定める者については、別に軽減して定める額)を控除した額となっています。
被扶養者の入院時生活療養にかかる給付は、家族療養費として給付が行われます。

※1所得の状況をしん酌して負担額が軽減される者
低所得者Ⅱ(住民税非課税世帯)
低所得者Ⅰ(年金額80万円以下等)

生活療養標準負担額
区分食費〈1食につき〉居住費〈1日につき〉
課税世帯490円370円
課税世帯(難病患者等)280円0円
低所得者Ⅱ(住民税非課税世帯)230円370円
低所得者Ⅰ(年金収入80万円以下等)140円370円

医療療養型病棟利用のしおり

1.医療処置について

病状の悪化や、突発の事故で医療処置が必要と判断された時は、一般病棟に転棟していただき、医療処置を行います。
※慢性的な症状に対する検査・処置・薬については、制限させていただく場合があります。

2.医療療養計画について

ご家族の方は、月に一度来院し、患者様の状況や、療養計画について把握していただくと共に、日常生活用品等の見合わせも宜しくお願いします。

3.面会時間・面会場所について

面会時間・面会場所は、当院の規則に従って下さい。

駐車場を含む病院敷地内全て禁酒・禁煙です。

4.身体の抑制について

危険防止(転倒・転落など)や身体の安全を守るため、病状によりやむを得ずベッドに柵やスペンサー等を取り付けたり、マットレスを直接床に敷くなど、また手足の動作の抑制等の対応をさせていただくこともあります。

5.転倒・転落について

高齢や安静による筋力の低下、夜間せん妄、神経系の既往歴、精神安定剤・抗けいれん剤の内服、入院中及び退院後の生活の不安等、転倒・転落を促す危険因子は沢山あります。

6.誤嚥(ごえん)について

高齢であったり、脳梗塞の後遺症のために、飲込みが悪かったり、むせたりする方は、食事中に食べ物が気管に入ってしまうことがよくあります。(誤嚥)このような方に対しては看護師、看護助手が食事のお手伝いをいたしますが、それにもかかわらず誤嚥を起こした時に肺炎に至ることがあります。このような場合には、重症度に応じた医療処置を行います。

7.院内感染について

病院では一丸となって院内感染防止に取り組んでおりますが、抵抗力が弱っていると日常無害と考えられている細菌に感染することがあります。感染を起こした場合には、重症度に応じた医療処置を行います。

8.盗難について

貴重品・大金は、病院に持ち込まないようにして下さい。万一盗難にあっても当院は一切の責任を負うことができません。現金は必ず金庫に保管し、カギは常に携帯して下さい。

9.快適な院内環境の維持について

『当院職員の指示を守っていただけない』、『他の患者様に迷惑となる不適切な言動及び行動がある』等の場合には、医師の判断により退院をしていただくことがありますのでご了承下さい。

10.食事について

受け持ち看護師が手配をいたします。
外出・外泊・退院等で食事の中止を行う場合は、
次の時間までに看護師に申し出てください。

朝食:前日午後5時00分、
昼食:当日午前10時30分、夕食:当日午後3時00分

*食事代については、自己負担金をいただきます。

11.その他

ご不明な点がございましたら、病棟師長にお問合せ下さい。